漢方薬について
耳鳴(じめい又は耳鳴り)の漢方薬
耳鳴は治らないものとあきらめておられる方も多いと思います。実際、突発性難聴などに伴って発生する急性の耳鳴以外は非常に消えにくいのが事実です。耳鳴にも軽いものから重いものまで人さまざまです。静かな環境の下で時々気になる程度のものから、常時苦になって仕事が手につかないほどひどいこともあります。耳鳴の治療に当たっては、耳鳴を消そうと大上段に構えるのではなく、いかに苦にならなくなるまで抑えるかというのが目標になります。
- 釣藤散(ちょうとうさん)
- 血圧が高めで、頭痛やイライラを伴う方に処方されます。
- 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
- 高齢者で、耳鳴のため寝つきが悪く、夜間頻尿など排尿障害のある方に処方されます。内耳の血管には、腎の血管と形態学的に類似点があるというのが、処方の科学的根拠です。
- 加味帰脾湯(かみきひとう)
- 体力が著しく低下し、疲れやすく不眠傾向で精神的に不安定となり、そんな状態のときに耳鳴が重なってきた方に処方されます。
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